•  レコード・サロン 〜 Paper Concert 〜
      19710427 レコード・サロン① 〜 Paper Concert 〜    はじめに、たった一本のチェロが登場します。バッハ(1685〜1750) の《無伴奏チェロ組曲第3番〜前奏曲》です。いきなりドレミファの音 階を逆にうたいはじめます。簡潔でいかにも男性的な独奏は、シュタル ケルです。  ドレミの音階は、いったいだれが編みだしたのでしょうか。そんなこ とはともかく、つぎに、ミュージカル《サウンド・オブ・ミュージック 〜ドレミの...
  •  GATO 〜 また逢う日まで 〜
        その夜(1971011.)は、こういう会話だった。 「アイダ先生は、とても頭がいいんだ。こないだ会ったとき、眠れない 夜に先生の《敗者の条件》を読みました、と話しかけたら、先生いわく “ぼくは夜の敗者を書いたんやないで”と返された」  ここで四人は、なごやかに笑いあった。つぎのやりとりまでは。   http://d.hatena.ne.jp/adlib/19970917 ── 《敗者の条件 〜 アイーダ先生との対話 〜》 (浄守 志郎/田中 義雄/大...
  •  弓弦十話 (その3)
          ■ ピアニスト 共鳴現象を応用して、開放弦にヴィブラートを与えることも可能であ る。  開放弦をそのまま弾くと、その音だけ無表情になるし、それがもし最 低弦(チェロの場合はC)であれば、押えるわけにもいかず、どうして もヴィブラートがほしい、という場合の方法である。それには隣の高い 方の弦(チェロの場合はG)上のCを押えて、ふるわせるだけでよい。 すると共鳴と非共鳴が、交互に生じるので、いち...

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