耳よりの使者 〜 細木誤録 〜
戦前は、字のよめない人が少なくなかったらしい。
与太郎の母も、新聞を読むときには、つい音読していたようだ。
松本清張は、母を語るとき「目に一丁字がなかった」と記している。
── 目に一丁字なし(めにいっていじなし)一つの文字さえ読めない。
無学である。 ── 《日本のことわざ》
http://members.jcom.home.ne.jp/los-angels/dna_cont/meikoto/koto_me.htm
三省堂「大辞林」によれば「丁」は「个」の...